iPad2010/01/31 16:06

 AppleからiPadのリリースのニュース。プロモーションムービーは相変わらず出来が良く、iPhoneと同様に思わず欲しくなったが、でもやっぱり僕は買わ(買え)ないんだろうな。以下雑感。

・一番安いモデルで499ドル設定なのは、ターゲットとするアーリアダプターにとってリーズナブルと感じる設定をしているだけであり、実際にはもっと安くできるが、Appleはそんなことはせず、自らのプレミアムブランド価値を活用している。

・そうすることで、大きな利益を得られるわけだけれども、これはむしろ中国生産の恩恵を受けている製造業全体に言える話であり、Appleだけが責められる筋合いのものではない。

・ニュースでは電子ブック市場がこれで広がる、と言っているが、IPS方式とはいえ、液晶ディスプレイが電子ブック市場を形成することはあり得ないのではないだろうか。いや、液晶方式で400dpiが実現できるようになるのであれば別だが、iPadはXGAの解像度であり、アンチエイリアスでごまかすにしても限界だろう。

・一方で、映像コンテンツ、マルチメディアコンテンツ(Web、ゲーム、写真、TV電話)については、大きな可能性を感じる。もし、80歳代になる、僕のおじいちゃん、おばあちゃんがこれを受け入れることが可能になるとすれば、一つの革命が実現すると思う。

・マルチタスクが出来ないのは、ソフトウェアの問題ではなく、ハードウェアの制約をユーザに見せないように、そして、ユーザ操作を混乱させないようにするためにわざと作られた仕様であり、これもまたAppleが非難される筋合いのものではない。前者は、ハードウェアの性能が今後向上すれば解決するだろうし、後者についてもどうすればいいのか、実際のユーザ体験を踏まえての開発が進められることだろう。

・ところで、iPhoneは、最悪のケースでも電話としては使用可能であるため、それがアーリアダプターではない、アーリマジョリティーの購入のモチベーションになったわけだけれども、iPadは最悪のケースでは、使わなくなったゲーム機、もしくはゴミになってしまうのが現実ではないだろうか?フォトフレームくらいとしては使えるだろうか?

・でも、これはパソコンを購入したまま、使わなくなってしまった家庭でも同じことが言えるから、やはり、そんなに深刻な課題とは言えないかもしれない。でも、その代わりとして、やはり、(使い道が無いということで)爆発的に売れるということも無いように思える。そのキラーアプリが、電子ブックになるのではないか?というのが多くの意見なのかもしれないが、そうはならないと思う。

・レシピ、回覧板、雑誌記事などWebでも成立するコンテンツであれば、液晶画面でも成立すると思われるが、そうだとすると、今度は少々乱暴に扱っても壊れない、水、ドリンクに濡れても拭けばokというプロダクトそのものの耐久性がもとめられそうであるが、この分野は残念ながらAppleの得意分野とは言えない。それを解決できるだろうか?

・Flashが使えないのは、ハードウェア、ソフトウェアの制約の問題などではなく、単に、AppleとAdobeの勢力争いの結果だろう。みんなそれは知っている。AppleがAdobeを買収してしまうか、あるいはMicrosoftのsilverlightのように独自のものを作れば良いだけだ。


こんなことを、数日間考えたりしていたけれど、やっぱり自分自信が購入することは当分無いだろうと思う。母、あるいは祖父母に贈るという可能性があるかもしれない(キラーアプリ、コンテンツがあれば)。

LINARI2009/11/27 02:33

 最近行っている歯医者に置いてある、フラグレンス・ルームディフューザーの匂いがずっと気になっていたので、先日行ったときに、商品名をメモった。

 置いてあったのは、LINARI ESTATE(リナーリ エスタータと読むらしい) 。日本の代理店のサイトでは、WEBでの販売の予定はありません、となっている。スプレーも、キャンドルも売り切れ。何かのメディアで取り上げられたせいらしいが、衝動買いできなくて残念。でも、買うにしても結構高いし、結局のところ匂いというものは自分自身が慣れてしまうと自分は楽しめないので、費用対効果(1万5千円)の点から躊躇してしまう。とはいえ、多くの人に楽しんでもらうことを目的としてオフィスに置くにしても、匂いというものは好みが分かれそうな気もするので、勝手に置くとトラブルの元になりそうだ。

 実際、なんとも言えない(が良い)匂いなのだけれども、代理店に書いてある、その解説がまた散文的だ。

「光彩を映す夏の草原のみずみずしさと、熟したレモンのまばゆい重なりが、風のように爽やかに満ちる香り。アンバーとムスクがセンシュアルにその風を束ねます。」

悪くない表現だとは思うけれど、
何度読んでも、意味が頭に入って来ないのが不思議だ。


本家サイトの英語版の記述はもっとシンプル。

-- ESTATE Balance and Dedication - The invigorating freshness of ripe lemons with a juicy green nuance. --

ドイツ語文の方はちゃんと読んでないけど、英語文とだいたい同じに見える。

FinePix REAL 3D W1/V12009/07/28 00:00

富士フィルムから、3Dデジカメ FinePix REAL 3D W1が8/8発売。

http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepixreal3dw1/index.html


初物なので値段がこなれていない(実売6万弱、ビュワーと併せて10万程度)けれど、これは結構売れそうな気がする、というか欲しい。

ビュワーを買わなくても、とりあえずカメラのファインダー液晶が3D対応になっている。1枚500円でプリントもできるらしい。ちょっとした記念写真ならば、十分プリントする気になりそう。

ビュワーでは、3D動画を鑑賞可能とのこと。


映画館での3Dは意外と身近になってきて、そのうちテレビもFullHDが普及した次世代機として、3D対応になるんだろうとは思っていたけれど、こちらのほうが先に手に入れやすそうだ。

VRはなかなかコンシューマレベルで普及していないけれど、実はこういう、ちょっとした進歩から少しずつ未来に近づいているのかもしれない。

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