抗うつ剤の効果に差 ― 2009/01/31 15:20
アサヒ・コムでこんなニュースを発見
抗うつ剤、効果に3割の差 日英伊研究、薬を順位付け http://www.asahi.com/health/news/TKY200901290133.html
件の論文はこれのようだ。
Cipriani et. al., Comparative efficacy and acceptability of 12 new-generation antidepressants: a multiple-treatments meta-analysis, The Lancet, Early Online Publication, 29 January 2009
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(09)60046-5/fulltext
大学のScience Directの購読でpdfを取得できたけど、まだ読んでない。
抗うつ剤の効果といっても、短期、中期、長期、結果として寛解するかどうかとかいろいろ判断基準が難しいのだろうとは思っていたけれど、これまでの臨床上の定説では、「効果に大差はない」ということだったとは。。でも、僕もそんな気はしていたので、医者を責める気も無い。
それにしても、こんなニュースを一応チェック出来るようになったのは、自分の中での位置づけも、ちょっと昔とは違ってきたということのようだ。以前はそんな余裕は全くなかったし、関連の本を読むことができるようになったのもこの半年~1年の間だからなあ。