リリース遅延中2010/02/27 04:13

今に始まったことではないが、リリースがまだ遅延中である。リスケを重ねた結果のスケジュールが2/8なのに、2週間遅延してリリースされたものの、まだ、いろいろ問題がある。

(その0)
これまでのリリース手順では、必ずAuthenticode(電子署名)を入れてからアップロードする話になっていたのに、されていなかった。→リリース体制について疑問符が付き、同時に不安になるが、一応再確認。

(その1)
そもそも、リリースしたバイナリについて、総合試験をしていなかった。インストール後、起動しない。。→差し戻し。

(その2)
x64版についてはさらに、起動時に別のエラー。ずいぶん前からXP x64ではなく、Vista x64でテストして欲しいとお願いしているのに、結局最後まで準備出来ていない。→差し戻し

(その3)
半年以上前にクローズした、軽微な修正が再現してしまっている。→これは、ソフトウェアの品質の根幹に関わる信用問題ではないだろうか。。。と思う。とりあえず調査依頼。

(その4)
「ちゃんと、DMのコンパイル環境について、すりあわせして下さいね」と言う趣旨で、すくなくとも5回以上は確認しているにもかかわらず、僕の環境ではコンパイルができない。できないにしても、例外エラーで落ちてしまうのは、そもそも問題ではないだろうか。→再現条件を詰めて、要確認。いや、本来は、そういうプラットフォーム固有問題が必ずあるだろうから、ちゃんとテストして下さいね、とお願いしたつもりだったのだが。。。技術力の問題というよりも、管理能力が疑われる。


この状況下で、来週開けに検収上げて、会計に書類を回して欲しいといわれても困る。。プロダクトの出荷(RTM)の意識があるのか疑問。


という、表の仕事はあるのだが、裏事情も分かってくると、なんだかどうしようもない気にもなってくる。


スケジュールの遅延についてざっと思い返すとこんな感じだ。
・2007年、形らしきモノはできているが、ユーザレベルでは使い物にならないレベル(ドッグフード)であり、αリリースも厳しいところ、いいわけ的にリリース。
・当初計画では、2008年度中リリース→皆がんばったけれど、全然ムリだった、beta版のクォリティも実現できず。PM体制の再検討MTGを実施。
・リスケ後、成果発表会・事後評価会の2009年10月リリースを死守するために、要件定義の再確認をキリキリやって、2ヶ月1に一回以上のペースでbetaをリリースしたもの、なかなかうまくいかず。結局中途半端な状態でも、とりあえずまとめて形にし、1.0をリリース。
・さらにリスケして11月中になんとかならないか、画策するも、全然ムリ。
・そうはいっても、1月中には何とかモノにしたいと、画策するも、思惑とは裏腹に、スケジュールは、1月末→2月頭→2月第二週頭→2月末→3月頭?(いまここ)

ユーザーの厳しい目で見れば、まだまだ荒削りではあるかもしれないけれども、なんとか後もうすこしで、一応の達成は実現できるだろうか?ここまで来たら、やるしかない。

つづく。


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