犬歯2009/07/08 22:00

火曜日の朝イチで先週探した歯医者にセカンドオピニオンを受けに行った。家から一番近くて、かつマイクロスコープと無菌状態の確保についてこだわりを持っていそうな歯医者をWebで探した。

この歯医者は、藤沢駅近くのOKストアの前にあり、僕は鎌倉駅行きのバスに乗るときにいつも通過するので、その存在は知っていた。ただ、以前の記憶として、その場所の前テナントが、回転寿司だったこともあり、それと対照的にキレイにリフォームされた外観から、なんとなく怪しいなあ、と思っていた。

とは言え、事前に調査してみると、もともとは100mくらい離れた場所で、17年前から開業しているらしく、突然この場所に開業したわけではないということなのでまずは行ってみることにした。

中に入ってみると、ちょっと手狭な感じはするけれど、内装には結構金がかけられていて、設備も充実しているような印象。でも、駅近くのせいなのか、予約してるにもかかわらず、結構混み合っている。

問題の歯についての診察をしてもらった結果、以前の根の再治療ではできるだけの事はやっていて重大な問題があるようには見えないとのこと。そして、根の治療というのは回数を重ねるごとに成功率が落ちてくるので、レントゲンで見る限りでは問題なさそうなものについて再度治療するのは実際問題として結構難しいですね、という話だった。

前回の再治療が6年前で、ちゃんと薬が入った状態で5~6年続けば大抵はそのままずっと使えるものらしい。だから、この状態でさらにあけると既に破折している可能性が非常に高いとのこと。

何故、この歯がこんな事になってしまったのか?について考えると、無意識・意識的にしている、歯ぎしり・噛みしめが原因らしい。僕は両方の犬歯(糸切り歯)が削れてしまい、とがった部分が無くなってしまっている(そういえば、前の歯医者でも指摘されたような記憶がある)。

この結果として、4番目のこの歯に大きな力が常にかかるようになってしまい、現在の状況になったのではないかということらしい。

子供の頃は、むしろ無意識的に口が開いていることが多く、それをよく注意されたものだけれど、成人した頃からか、口は常に閉じるようになった代わりに、今度は噛みしめが問題になるとは。寝ている時の歯ぎしりも指摘されるようになったのはこの10年くらいの話で、抗うつ剤のパキシルを服用するようになってからは、さらにそれが酷くなっていった記憶もある。結局は、そこに行き着くわけか。

今後の治療計画の相談で、とりあえずは痛みの直接の原因となっている膿を歯茎を切って排出させて、さらに歯ぎしり・噛みしめを抑制するように犬歯の上に充填して、その上で歯ぎしり・噛みしめを抑制するように意識付け・訓練をしてみましょう、ということになった。

その上で経過観察を定期的に行って、根尖病巣が広がって、あまりに骨が溶けてきて、その後の治療に大きな影響を与えるほどに判断されたら、改めて抜くことを考えることになった。

インプラントにするにしても、根尖病巣が骨を大きく溶かしてしまうと、まずその骨を先に治す必要があり、治療期間が長くなってしまうらしい。でも、話を聞いていると、今の状態でブリッジにする場合の治療期間と、インプラントにする場合の治療期間は結果的には同じくらいのようだ。あとは、費用がインプラントの場合は10年保証で、35~45万円かかりますとのこと。高価ではあるけれど、まあ、5年以上生きるつもりであればそっちのほうが得だと思う。

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